石仏巡り
高山市の北東部に位置する丹生川町 東西32キロ 南北12キロ 標高は最高乗鞍岳の3,026m最低 柏原の540mと標高差2,486mです。そしてこの地域には石仏が確認されている物180カ所 470体 江戸時代から明治 大正 昭和と設置されたものです。これらの石仏は人里 旧街道 暮らしの周辺に在りそこに住む人々に守られてきたものです。日本の里山の原風景が残されているあちらこちらの石仏巡りを始めてもう7年になります。今年は 下保の石仏を巡りました。
出発地点は 千光寺の五本松からです。秋日和の中 34名の参加者で 出発しました。
案内人は 石仏と村史に詳しいお二方です。
参道の山道を進むと不動明王の石像が 山の水が流れるところに安置されています。
不動明王は 水のまもりがみなので 川辺や池のふちなどにあるそうです。けっこう大きな石像で 山道を担ぎ上げたのでしょうね。信仰心あればこそでしょう。
山を下りると地蔵菩薩のお堂が 4か所。一つ一つ 説明を聞きながら覗きながら 歩きます。山沿いの旧道を歩きます。草が茂って ズボンには いろんな草の種がいっぱいくっつきました。
1時間ほど歩くと立派な観音堂にたどり着きました。覗くと金襴の緞帳などがある立派な
お堂でした。ここで 早めのお昼を食べ また川沿いの村道を歩いていきます。
このお堂の中には地蔵菩薩と道祖神が祭られています。道祖神は仲良く手をつないでいました。
川べりに飾られている 六地蔵さん 川の氾濫を沈めてもらう為だったのでしょうか
道祖神2体 地蔵菩薩7体 聖観音 青面金剛が 一つ屋根の下に。
村落から 集められたのでしょうと説明がありました。
この地を治めた豪族の方の墓所。
最後に見たお堂の中には 不動明王の石像 あれ? 水はと振り返ると小さな池が ありました。この不動明王は 狐にまたがっていました。
約4時間強 地域の歴史を学びながら 今年の石仏探訪が無事終了しました。