2021年10月12日

石仏巡り 

高山市の北東部に位置する丹生川町 東西32キロ 南北12キロ 標高は最高乗鞍岳の3,026m最低 柏原の540mと標高差2,486mです。そしてこの地域には石仏が確認されている物180カ所 470体 江戸時代から明治 大正  昭和と設置されたものです。これらの石仏は人里 旧街道 暮らしの周辺に在りそこに住む人々に守られてきたものです。日本の里山の原風景が残されているあちらこちらの石仏巡りを始めてもう7年になります。今年は 下保の石仏を巡りました。

出発地点は 千光寺の五本松からです。秋日和の中 34名の参加者で 出発しました。
案内人は 石仏と村史に詳しいお二方です。

石仏巡り 



石仏巡り 




参道の山道を進むと不動明王の石像が 山の水が流れるところに安置されています。
不動明王は 水のまもりがみなので 川辺や池のふちなどにあるそうです。けっこう大きな石像で 山道を担ぎ上げたのでしょうね。信仰心あればこそでしょう。

石仏巡り 



山を下りると地蔵菩薩のお堂が 4か所。一つ一つ 説明を聞きながら覗きながら 歩きます。山沿いの旧道を歩きます。草が茂って ズボンには いろんな草の種がいっぱいくっつきました。

石仏巡り 

石仏巡り 


1時間ほど歩くと立派な観音堂にたどり着きました。覗くと金襴の緞帳などがある立派な 
お堂でした。ここで 早めのお昼を食べ また川沿いの村道を歩いていきます。

石仏巡り 

石仏巡り 


このお堂の中には地蔵菩薩と道祖神が祭られています。道祖神は仲良く手をつないでいました。

石仏巡り 



石仏巡り 



川べりに飾られている 六地蔵さん 川の氾濫を沈めてもらう為だったのでしょうか
道祖神2体 地蔵菩薩7体 聖観音 青面金剛が 一つ屋根の下に。

村落から 集められたのでしょうと説明がありました。

石仏巡り 


石仏巡り 


この地を治めた豪族の方の墓所。

石仏巡り 

石仏巡り 


最後に見たお堂の中には 不動明王の石像 あれ? 水はと振り返ると小さな池が ありました。この不動明王は 狐にまたがっていました。

石仏巡り 


約4時間強 地域の歴史を学びながら 今年の石仏探訪が無事終了しました。


スポンサーリンク
Posted by ままねず at 23:55 │Comments( 2 )
この記事へのコメント
飛騨の山間部にも石仏は多いですね。
地蔵を始め菩薩や観音像、そして隣県の長野にたくさんある道祖神、
特に飛騨は名馬の里と言うことで馬頭観音や山櫻観音が多いです。

また山岳信仰にも石仏は深い関係があって、乗鞍へ登る丹生川からの旗鉾登山道や青屋からの上牧太郎之助路などにはたくさんの石像はあったようです。

野の石仏を訪ねて歩くことで昔の飛騨を偲ぶことが出来ますね。
Posted by 鉄砲玉 at 2021年10月14日 06:51
鉄砲玉さん 丹生川の石仏巡りをしているととっても素朴な感じがするものが多くて 魅せられています。ここの道祖神は たいてい手をつないでいるんです。ほほえましいです。登山道にある石仏巡りも阿多呉ですね。危険をともなう登山道に 信仰の 仏さまをおくことは 大変だったと思いますが それだけ自然を恐れ敬う人々が 沢山見えたのでしょうね。今日もコメントありがとうございました。
Posted by ままねずままねず at 2021年10月16日 22:22
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
QRコード
QRCODE
Sponsored Links
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
プロフィール
ままねず
オーナーへメッセージ
削除
石仏巡り 
    コメント(2)